近年、ますます人事不足が深刻化しておりますが、社員が退職すれば、また新たに人材を雇用すれば良いと考えている企業も少なくはありません。 その考えには多くの場合、求人広告費用くらいしか発生しないと思われているケースが多く、実際には広告費用以外にも様々なコストが発生するのが実情です。
・求人や連絡にかけるコスト
・選考、面接にかけるコスト
※ 最終選考には代表者や役員の時間も取られます
・入社ガイダンスや入社事務手続きにかけるコスト
・先輩社員がトレーナーとして教育にかかるコスト
・一人前になるまでのコスト
※ 先輩社員が、トレーナーとして要した時間は本来業務が遮られるため、業務を挽回するために要する時間もコストとなります。
これらを担当する社員の時間給でかかった時間をかけてみるとかなりのコストが発生するはずです。特に未経験者であった場合に、教育にかかるコストはさらに上がります。
一方で、退職する社員に対してもコストを意識しなければなりません。
・引継ぎにかけるコスト
・退職日までに有給休暇を取得した際のコスト
また、上記以外にも「退職金」があれば、その分のコストが発生すると考える必要があります。
さらに、担当者ごとにお客様を受け持つ社員の場合、不慣れな対応にお客様が不安感を生じてしまうリスクもあります。
社員が一人辞めてしまうだけでも、かなりのコストやリスクがかかることを意識して組織マネジメントを徹底させることが重要です。