出産手当金、傷病手当金の計算方法が変わります。 |

出産手当金、傷病手当金の計算方法が変わります。

手当金計算方法の改定

 平成28年4月1日より、出産手当金や傷病手当金の計算方法が変わるため、今後、支給額にも影響が出てまいります。

 

 これまで傷病や出産により休業する場合に支給されていた額は、1日につき標準報酬日額の3分の2に相当する額だったのですが、休業直前になって意図的に報酬月額を上げることで、支給額を増やすような不正受給に近い行為が一部で行われていたということです。

 

 これに対応するため、新しい計算方法として1年間の標準報酬月額を平均して標準報酬日額を算出し、その3分の2に相当する額を支給する方法に変わります。

 

例:

休業当時の標準報酬月額・・・320千円

1年間を平均した標準報酬月額・・・313.3千円
(280千円×2か月+320千円×10か月)÷12

 

【従前の支給額(1日あたり)】   (320,000 ÷ 30) × 3分の2 ≒ 7,104円

【改定後の支給額(1日あたり)】 (313,333 ÷ 30) ≒ 10,440 ※ 1の位を四捨五入
10,440 × 3分の2 ≒ 6,959円 ※ 小数点以下四捨五入

 

 不正受給的な行為を防止するため、より実態に沿った計算方法となるようですが、既に手当金を受給されている方の場合の対応として、3月いっぱいまでの計算方法は従前の計算方法により支給、4月以降は改定後の計算方法となるため、顧問先へ説明する際には注意が必要です。

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